5Gによって家の中のブロードバンド回線が、モバイルルータに置き換わる期待について

5G(携帯電話)

現在のモバイルWi-Fiルータが速度が出ないのは4Gだから!

現在の4G/LTEやWiMAXを使ってのホームルータやモバイルルータは、パソコン、タブレット端末、スマホと接続するWi-Fiのところの通信速度に関してWi-Fi5と言われるIEEE802.11n/ac対応のものが多くなっているので、通信速度が速いと思われがちですが、インターネット接続のところの4G/LTEやWiMAXの通信速度は速くても数百Mbps、実際には数10Mbpsの場合が多く、線ブロードバンド回線が1Gbpsを超えるのと比べると全体としての通信速度は大概は劣ることになります。

今後5Gを用いたモバイルルータが発売されます

一方今後普及する5Gは、通信速度が1Gbpsを超えると言われていますので、5Gが全国隈なく行きわたると、現状の有線ブロードバンド回線とそん色ない通信速度が5Gで実現できますので、5Gを用いたホームルータ、モバイルルータが普及するかもしれませんね。

5Gのモバイルルータが普及するための課題

ただし、そのためには大きな課題があります。それは、5Gの電波が現在の有線ブロードバンド回線同様に、日本全国あらゆる場所に対して届くか?という問題です。

日本の5Gで使用される電波の周波数は、3.7GHz帯とか、4.5GHz帯になります。
現在4Gで使用されている電波の周波数は、700MHz帯、800MHz帯、900MHz帯、
1.5GHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯、2.5Ghz帯などです。

それに比べて周波数が高いとなると、同じ電波出力だと飛ばなくなるのです。さらに周波数が高くなればなるほど、色々な物体に当たると電波が弱まってしまうという性質があります。

一番考えられるクレームは家の窓際だと電波が届くけど、家の真ん中には電波が届かないという問題です。過去にもPHSや2000年代のWiMAXで同じ問題があり、大クレームになったのです。

こういう過去の失敗を改めて行わないようにするためには、5Gをサービスする通信事業者が全国隈なく家の中にも電波が届くように沢山の基地局を設置できる?かつ届かないお家とかに対して、中継器などを素早く設置出来るか?かにかかっています。

時間をかければ出来るとは思うのですが、せっかく5Gということで盛り上がっているのだから、もちろん設備投資の費用はかかるでしょうが、出来るだけ早く全国どこでも5Gの電波が受かるように事業者には頑張ってもらいたいなと思っています。事業者だけでなく政府の後押しも必要だと思います。

タイトルとURLをコピーしました